熱交換器とは、熱い物体より冷たい物体に移動するという熱の原理を利用して、熱を継続的に流体から他の流体へ移動し、熱エネルギーを交換させるための機器です。流体の加熱・冷却・蒸発・凝縮、または流体や装置を適切な温度に保持する、排熱を回収して別の用途に利用する、といった熱を利用するあらゆる産業のプロセスで活躍しています。

エスエス商事では、アルファ・ラバル社のプレート式熱交換器を主に取り扱っています。複数の平板状の金属プレートを積層し、その間に流体を通すことで熱を交換する装置です。各プレートの間には溝があり、流体がそれらの溝を通ることで熱交換が行われます。

  • 効率的な熱交換
    プレート間の接触面積が大きく、熱伝達効率が高いため、比較的小さい装置で効率的な熱交換が可能です。
  • コンパクトな設計
    プレートを積層することでコンパクトな設計が可能であり、場所を取らずに多くの熱交換面積を確保できます。
  • 柔軟性
    プレートの素材や厚さ、形状を変えることで、異なる流体や使用環境に適した設計が可能です。
  • メンテナンスが容易
    プレートは取り外しが容易であり、清掃や交換が比較的簡単に行えます。
  • 多様な用途
    化学工業、食品産業、冷凍・空調システムなど、さまざまな産業で幅広く使用されています。

世界で初めてプレート式熱交換器を開発して以来、その高い品質と信頼性により世界規模で利用されているアルファ・ラバル社の熱交換器ですが、いかに性能が優れていても、その高い性能を維持するためには適切なメンテナンスが必要です。